Mission(理念・設置趣意)
個を強め、地域と社会をつなぎ、未来へ
グローバル化が大きく進み、同時にAIやIoTが著しく進展する「第四次産業革命」が到来する今、我が国は有史に例を見ない人口減少が進み、地域コミュニティの存続や産業を支える人材不足が顕著に表れている。
「個の確立」を建学精神に掲げる日本アルプス国際学院は、この歴史的な変革期に「世界を見据えて、他者との連携・共生」を深めつつ、個が光り輝く人材育成を実行し、「自由で平和で豊かな社会を実現する」ことを使命として、教育・研究・社会貢献など凛として取り組んでいく。
現在長野県は、出生率の低迷から人口減少が著しく進むと同時に、中等教育(高校)を終えた若者の多くが、本県の高等教育機関が少ないこともあり、首都圏等の大学や専門学校に学んでいるが、卒業後のUターン就業率は低く、人口減少の大きな要因の一つとなっている。
その上、高校卒業就職者の短期間での離職率は高く、ものづくり産業や建設、建築業、福祉事業などの現場では、人手不足が大きな社会問題となっている。
この現状を踏まえ、日本アルプス国際学院は、建学精神にある世界に目を向け「連携・共生を基調として個の確立」を基本に、日本文化や長野県の特性を理解し合い、日本人と外国人が共に学び合う国際性豊かな人材の育成を図る。
そのために、実績を誇る日本語専門学校との連携を深め日本語の研鑽、急激に進行するAIやIoT社会への対応を学ぶため、先進企業の技術者を含む講師の充実を図るとともに、実績ある情報技術学科専門学校との連携により情報教育の専門力の向上を目指す。
地域の課題である福祉分野の人材育成は、地域介護現場と連携し、生きた事例から学ぶ地域密着型の福祉教育を実施する。
また、長野県教育の伝統である全人教育の確立のために、地域住民との交流や地域行事の参加を進め、コミュニティで生きることを学ぶ。
残念ながら、格差社会は一層広がっている。どこに住んでいても学び、働きながら学び直しができる環境を整備することは何より大事である。
「高等教育の学びの過疎地域」を創ってはならない。
そのために、本学院は創設する。